深川三昧
三連休の最終日は東京都現代美術館へ。
「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」は、ワークショップありきの展覧会なのだけど、ナシでも全く問題なく楽しめる展覧会だった。ワークショップ用につくられた映画のセットは、すべてがどこか歪んでいて、その歪みが心をざわつかせる。車窓も、ビデオショップも、事務所も、不思議な居心地。
また、歴代のPVを見せるしかけもよかった。ずらりと並んだスクリーンに15秒ずつ19曲のビデオが流されている。その場に経っていれば、19曲のダイジェストが眺められるし、気に入った曲があったら、その曲が流されるスクリーンを追いかけて移動するというスタイル。
映像作品って、その場にその時間いなくてはいけない、もっと見ていたい場面があっという間に過ぎてしまう、などの拘束性がニガテだったりするんだけど、このインスタレーションだったら見たいものがあったら自分の体を動かすことでずっと見ていられるし、その場に入ればたくさんの種類の映像を浴びることができる。なんだか心地よくていいなあと思った次第なのです。
東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体も、また良かった。野村萬斎のボレロも見られるよ!
ネトもよかったが、ダムタイプの新作、チェルフィッチュの妙な動きなどなど身体性って面白い!
その後、深川を探検してポータルをがつがつ破壊するのであったりなかったり。