よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

近場で

午前中はとある神楽坂の料亭の取材。通された部屋には普通に酒井抱一の絵がかけられていた。お茶のことは本当に不案内なので、そのあたりのところから、茶道具、そして茶の席、そして食事の話ともっていく。自分の知識がもっとあれば、最初からど真ん中を攻められたんだろうけど…。教養が足りないのは辛いものです。

取材が終わって外にでたら土砂降り。仕方ないので目をつけていたちょっとお高いビストロにかけこむ。11時台で予約なしで入れた最後の一人だったようだ。

 

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にんじんとオレンジのポタージュ。夏にコーンとオレンジのポタージュをいただいたけど、甘い野菜とオレンジ組み合わせるのはやってんのかな?

 

食べながら一人反省会。茶事や懐石に関する知識が圧倒的になさすぎる。呼ばれた大きな茶会の末席であたふたしているようなレベルの知識しかないと、今日みたいな朝から粥をすするような懐石料理の話がぜんぜんできないのだ。

瓢亭の本で勉強していても、やっぱり付け焼き刃。
(とはいえ、この本は非常に勉強になりました)

懐石入門

懐石入門

 

 

家に帰ってお茶のことをもう少しきちんと知りたいと考え、思い立って畠山記念館に赴くことにした。畠山記念館はその名の通り畠山さんの記念館。畠山氏の流れから荏原製作所をつくり、そして崇高なコレクションを築き上げたのです。そのなかでも特筆すべきがお茶道具のコレクションということで伺ってみた。

ここもまた庭園が美しい。

http://instagram.com/p/v-arprNix-/

畠山記念館の庭園もまた素敵です。これも川跡かな?

 

「大名茶人 松平不昧の数寄」は、大名として、茶人として高名だった松平不昧が蒐集した茶道具の展示。畠山記念館は、ここのなにがすごいのか、ここを見るのが面白いのか、というのをシンプルながらわかりやすく説明してくれるから好きだ。

解説パンフレットも非常にわかりやすい。

http://instagram.com/p/v-hudeti9T/

「畠山記念館ハンドブック」が楽しいです。茶道具鑑賞のポイントがわかりやすく解説されております。400円ぽっきり!

 

きちんと勉強していかねばならぬのう。