よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

Secrets

この時期になるとクリスマスグッズはは大安売り。
それを見込んで銀座ハンズまでこぶりなツリーを買いにいったのですが、あらかた売り切れていました。ちょっと読みが甘かったですなあ。


そんなお買い物の帰り道、銀座のhttp://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/index.html:ringcubeで、本日スタートの「Secret 〜心で感じる写真展〜」を鑑賞。こちら、チャリティ企画でどの作品も15,000円で購入できるそうなのですが(希望者多数の場合は抽選)、特筆すべきは、どの写真がどの写真家が撮影したのかが、展覧会が終わるまでヒミツであること。これ、すごく面白い!

写真に限らず、ふだん、自分はどんなに「作品だけ」を見ようとしていても、作品の下にある作者の名前を見てしまうとすぐ、「ビビッドな色使いが特徴とされていて」とか、「この作家は若いときにおおきな別れがあって…」とか、「◯◯に影響されていた作品から、この頃ようやく脱却できて」とか、「奥さんが△△さんで」とかの、とにかく、とにかく、いろいろな情報に振り回されてしまうのです。作品をじっくりと語る上では欠かせない知識なのかもしれません。でも、最初に、対峙するときには、いらない情報。だから、この展覧会は本当に面白いと思いました(って、写真と作者のコメントを見たら、すぐにどなたかがわかってしまうのも何点かありましたが、それはそれで面白い!)。

自分が気になったのは、青空の下、石だらけの道に蝶の大群が舞う「蝶の道」、そして三重県津市の消防士さんの集合写真。前者の、幻想的なシチュエーションなのに、暑さでメルヘン度がまったく見えないところが。後者は、とにかく撮る人、撮られる人のテンションが低ーいところが、心地いいなあと思った次第です。

今回は、ギャラリーが一部カーテンが開いているので銀座の夜景も堪能することができました。この時期の銀材は本当に美しいですねえ。