よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

七転八倒

前日、ランチでおなかいっぱいにもかかわらず、しっかりカフェでケーキを食べたのがいけなかったのかも。

前日、うぶごえコンサートで、チョレギサラダどか食いしたのがいけなかったのかも。

夜中の3時ごろから、突然胃が捻れたように動き出し、激痛が襲ってきた。
その痛みは生きてきたなかで最も酷いもので、叫ばずにはいられない、文字通りの激痛。ギリギリギリギリと体を突き刺し、なにも考えられなくなるもの。

この日中に出さなければいけない(健康体だったら余裕だった)原稿が3本あり、しかし6時の時点で痛みのせいで一文字もかけていなかった。昼からは取材が2件あり12時までには出ないといけない…。でも治らない。

白湯に梅干しを入れたものが効くらしい、とネットのうわさでききつけ試してみるも、しばらくすると吐き気がやってきて胃の外へ押し出してしまう。

せめて水分でも…、と思って水を飲んでも吐き出してしまう。

頭はクリアだから(クリアなぶん、痛みをきちんと受け止めれちゃうからつらい)、仕事はできるんだけど3文字打つと激痛が体を襲い、何もできなくなること5分。仕事がぜんぜんすすまない…。というか動けない。

どんどん弱ってきたので、大変申し訳ないと思いながら取材のリスケを先方に依頼。震えながら原稿を書くものの、脂汗が出てきて、思考がどんどん細切れになってくる。

遅れそう、もうだめぽ。と思って、各所に電話しようと思いつつも、指がふるえて、声がでなくて、電話もかけられない。気絶しそう。

もう、ほんとだめだーと思いながら、とりあえず電話番号リストを作り、健康そうな知人に電話をかけてもらおうと依頼文を書き、119番の前に118番をかけるんだよな、たしか…。と思ってスマホに手をかけた瞬間、

 

なぜか胃痛が消えていた。

 

つまり、そのときから自分は胃痛にのたうち回る病人から、単に締め切りをまもれないだらしないライターにジョブチェンジしてしまったわけですよね。なので、もうとにかく必死で原稿書いたのです。どうして治ったのかとか、原因はなんなのか、とか考える時間があったら原稿を間に合わせなきゃいけないんです。

そんなこんなで、この日からしばらく胃痛の余韻を噛み締めて生活しました。