よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

2010年もおわり

2010年の最終日、展覧会も最終日ということであわてて横浜美術館でドガ展鑑賞。

『アマチュア騎手のレース―出走前』という絵が心に留まる。右端の馬と騎手が裁ち落されてるのも面白いし(写真が生まれるまではこういう発想はなかった)、絵を描きあげて20年たってから背景に工場の煙突と煙を加筆したというところがなかなか。カタログには「リアリティを追及するため」、とのことだけ描いてあったけど、競馬場(ブルジョアの巣窟)のはるか彼方に労働者たちがいるんだよ的な効果を狙って……、はないか。バレエの一連の作品も好きだけど、こういうのもいいなあ。


あのころの西洋って、写真という画期的なツールが出てきて、さらには日本から浮世絵なんかも来ちゃってって時代なのだよね。電子書籍となんとかが云々、ネットとテレビが云々みたいなの以上に、¥すごい勢いでスピードでメディアの在り方が変わっていってた時代なんだよね。そんな激動の時期に「芸術」はなにをどのように伝えるべきなのかと、アーティストの人々は一生懸命考えていたのだろうなあなんぼんやり思ったりする。


で、話はガラリとかわりまして、モスの塩バターチキンバーガー。

モス 塩バターチキンバーガー

なぜか大晦日に食べてしまった。すごい優等生な味。パクチーかレモン果汁をたっぷり足したい。なんか癖がほしいんだって思った。こんなに「なんとかすればすごく美味しくなる!もったいない!」って思ったの久々。