三宅島の思い出
もう一ヶ月以上前になりますが、三宅島に行ってきました。
船に乗って旅するのも初めて。島というところも初めて(江ノ島やら宮島やらは経験あるけど)。
非常に面白い場所。
三宅島は20年に一回噴火します。これって結構な頻度です。
島のおじい、おばあは生きている間に3回くらいは噴火を経験します。
上の写真は、前回の噴火で埋まってしまった神社。
隣には新しい神社が建ちました。
お宮の周囲にある枯れ木は2010年の噴火の際に充満した火山ガスによって枯れてしまったもの。
下の植物は火山ガスが収束した後に生えてきたもの。
噴火のきずあとと、生命力の強さをあわせて見ることができる島。
風の強い島。
島にはヘビが生息しておらず、そのため世界的にもめずらしい鳥の楽園になっているそう。
バードウォッチャーの人々がたくさん訪れる島。
三宅島の隣にある御蔵島には、イルカが多く訪れているそう。
ダイバーの人々がたくさん訪れる島。
カンパチをはじめ、さまざまな魚が島の周りに生息、
釣り人もたくさん訪れる島。
2000年、三宅島は従来とは異なる噴火を起こしました。
溶岩だけでなく、人体に影響を及ぼすとされる火山ガスが島中に充満をはじめたのです。
そのため三宅島の人々は全員、島外への避難を余儀なくされました。その期間は4年5ヶ月。
また、避難が解除されたものの、ガスのため立ち入り制限されていた「高濃度地区」というのも存在し、
その立ち入り規制が解除されたのは2011年4月のこと。
10年以上、帰れない人もいらっしゃったのです。
避難は解除され、多くの人々が島に戻ってきたものの
(帰れぬままお亡くなりになった方、帰りたくても東京に地盤ができてしまったので帰れない方も多いそう)
ピーク時の観光客数にはまだまだ遠く及びません。
もっといろいろな人たちに来てほしいなと思っています。
そんな三宅島を伺った理由、それは後日のお話に。