よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

【お知らせ】ガウディのすごい建築

 というムック本の制作をお手伝いしました。

その名のとおり、ガウディというちょっと変だけどおもしろい建物をつくるおじさんが、どうすごいのか。なんでこんなに愛されているのかを紐解く本です。監修はガウディ研究の第一人者、鳥居徳敏先生です。

入門ガウディのすごい建築 (洋泉社MOOK)

入門ガウディのすごい建築 (洋泉社MOOK)

 

その建物の素っ頓狂さや、おもしろエピソードなどばかりが際立っていて、自分もガウディを知ってるつもりでいた、ことを調べていくうちに痛感した次第です。

 

また、この本を書くにあたって、けっこうな偶然が重なってて(以下参照)

・偶然その1:この話をいただく数ヶ月前、東京大学の弥生講堂(参考: http://promotion.yahoo.co.jp/mokuzai_point2014/map/index.php )を取材する機会に恵まれていた。

⇒弥生講堂は木造でありながらHPシェル構造という、なかなか難解な構造をしており、その構造についていかにわかりやすく書くか、に難儀していた。このHPシェル構造こそ、ガウディがコンピューターなぞ使わずに独自に編み出し、いろんな柱に用いた構造なのだ!

・偶然その2:断食道場に行った。

⇒けっこう大きいクラウドファンディングのお仕事が終わって、人生2回目の断食道場に行くことにした(自分のご褒美に断食道場にいくってなんなんだ…)。で、宿の申し込みを終えた後にこのお話が届いたのでした。じつは、ガウディは42歳のときにサブカルをこじらせて突如数十日間の断食をはじめて周りを困らせるという事件を起こしていたのですが、そのときのガウディの気持ちをリアルで追体験。断食道場先でも断食しながら原稿を書くという、なかなかにヘヴィな体験をしたのでした。

・偶然その3:断食道場の近くにガウディのコレクションを常設におく美術館があった。

⇒断食道場のある伊豆には、池田20世紀美術館というそれはそれは良質な美術館がありまして、そこにはガウディのもろもろが置かれているコーナーがあるのです。はじめて見たときは全然ピンとこなかったのですが、今回行ってみたところ、とにかくすべてがおもしろい!やっぱり、知識って大切よね〜と感じた次第なのです。

 

ということで、偶然が重なり思い入れが深い本となりました。

ぜんぜんガウディを知らない人が手にとって、読んで、それからさらにちょっと掘り下げた本を読んでみよう、現地で見てみようって思っていただけるといいなあと思う次第です。