よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

名古屋

オアシス21 草間彌生

毎日更新しようと思っていてすっかり滞っている。問題です。
いろいろなことがあったのに。
自分でも思い出せないくらいの微細な感情の機微は、その日のうちに書き留めておくべきこと。
いつも後回しにしてしまいます。

とまあ、いつもの言い訳をおいておいて。
9月はあいちトリエンナーレに行きました。

現代美術とはなんぞや? そんな疑問がたちどころにとはいかないけれども、ある程度は解決するイベント。
とてもわかりやすく、楽しく、ハッピーな展示物ばかりでした。
名古屋という街全体を使った、巨大な「現代美術入門」という体でしょうか。

ただ、「入門」が終わった観客が、次にどこに向かうべきかを提示してくれるとよかったかなあと思います。
このイベントがきっかけで、アートに興味を持ったとしても、次にどこに行けばいいのかわからない。
どこに行けばいいのか。なにを見ればいいのか。入門編がこのイベントだとしたら、初級者編、中級者編へ続くみちしるべがあれば、観客は次のトリエンナーレまでに自主的に修行(美術鑑賞)して、次回のトリエンナーレはもっと深みのあるものになっていくはずなのになあ、なんて思ってしまうわけです。

とはいえ、イベントはとても楽しいものでした。
良い子も見るイベントでしたので、エログロが一切廃されているところも、いいのかわからないのかわかりませんが面白かったです。ソーダ水のような、甘い青春美術イベントだから、初めてのデートにもぴったりだし。

とかなんとかいいつつも、いろいろ面白かった!
ヤン・ファーブルをはじめ、とくに舞台系はとても刺激的。移動手段がベロ&プリウスタクシーなのも、乗り物好きにはグッとくる。

ってな感じでございました。そのほかにもいろいろ訪れたりしたのですが、これはまたまたの機会に。