金と銀
午前中はロケハンと取材。何回も伺っている場所なのに、その施設の設計の狙いなど、関係者に伺うと新しい発見が多く出てくる。そこを引き出すためには、入念な下調べも必要なわけですし。ということを、つくづく実感。
その後、山種美術館で「輝ける金と銀―琳派から加山又造まで―」を鑑賞。ツイートではざっと
特別展「輝ける金と銀」。私たちのこころの底にそよそよと流れているヤンキーイズムを自由自在に操れるようになることが風流な人の条件なのかもしれない。横山大観の金箔めっちゃつかいつつもつつも裏箔仕上げで淡い輝きの作品&銀箔めっちゃつかいつつ描くのは椿の花一本の作品を見て感じた。
— 浦島もよ (@monoprixgourmet) 2014, 11月 12
金と銀だけでもここまで表現に幅を持たすことができることをきちんと解説されていて、とてもわかりやすかった。反射する光が出す色や美しさは印刷でもモニタでも決して出せないものだから、実物を見るしかないのだ。
— 浦島もよ (@monoprixgourmet) 2014, 11月 12
このように書いたのだが金と銀って、それだけで大げさじゃないけど箔を使えば何百通りもの表現が可能なのだ。そして、すべてに「金や銀を置く理由」を持っている。川端龍子のキレッキレな《草の実》も、岩佐又兵衛の《官女観菊図》も、豪華な賑やかしのためではなく、必要だから金が置かれている。画家たちが大切に、ここぞ、というところで使っているのがわかるので愛おしいのですよ。
ということで、かなり満足してからカフェで和菓子。いままで、オリジナル和菓子には抹茶を合わせていたけど、コーヒーがことのほか合うという情報をこの日いただきコーヒーと合わせてみたのでした。
財布に200円しかはいってなくて、慌ててコンビニに走ってお金おろしていただきました。柴田是真《浪に千鳥》の和菓子。中は胡麻あんです。コーヒーに合うのです。
波に千鳥は漆の赤と黒の対比が美しい作品で、お菓子のように青は全く使われていないんだけど、なかの胡麻餡の黒さが青に引き立てられていたので、これはこれでアリなんじゃないいかと思いました。
午後は某所でブログに関する説明会。いろいろ伺うと、とりあえず自由なうちにこのブログで遊べることは遊んどいたほうがいいのかなって思ったりする。
その後、手前のビルでチーズフェスタやってたり、スバルの新ショールームがいろいろ遊べたりする発見をしつつ、この日もお疲れ様でしたという感じです。