よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

歩き系

朝一番で目白で取材。切手について郵趣家(切手を集めている方をこう呼ぶそうな。英語だとフィラリストと呼ぶのだそうな)の方にいろいろ伺う。

自分も小さかったころ切手にものすごく入れ込んでいて、カタログも買ってもらって、それこそ穴が空くくらいじっくり見つめていたものなのに、いつのまにかフェイドアウトしてしまった。《月に雁》や《見返り美人》があったからこそ広重を小さいうちに知れたわけなので、いまの自分の基礎を確実に作っているものなのに…。

と、しばしば考えるが「小さなころごくごく身近にあったキレイなものだったから。オトナになるにつれて活動範囲が拡がり、キレイの選択肢が増えていったから」ということなのかな?という結論に至った。

選択肢が最初から多い現代のためか、それともメダルやカードなど集めるおもちゃが多いからか、さいきん切手集めを行う若い人はほんとうに少なくなったそうな。まず、親が手紙を出さないし、だから家に切手がない。家に来る手紙もダイレクトメールぐらいしかないから切手を見る機会もない。中学校への出張授業を行われている方によると、中2の時点で「生まれてはじめて切手にさわる」という子もいるそうな。切手のシートがうまく切り離せられないんだって。彼らが社会人になる10年後は、いったいどういう世の中になってるのかな。切手も印紙もなくなっちゃったりするのかな。
ちなみに、いまの切手がテロテロな感じがするのは、紙がコート紙に変わったからなんですって。勝手に印刷技法が変わったのかと思っていた。

その後、早稲田に気になる施設があったので徒歩で行ってみたものの日曜休みで落胆。大正製薬の建物の耐震補強っぷりが格好良かった。むかしからその意匠であったかのよう。

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豊島区をぶら〜り。ザ・耐震!って感じがよい。

 

 

そのまま神楽坂まで歩いて、噂のla kaguへ。


日曜日で人がわんさかいすぎて、じっくり見られず早々に退散。おもてのマーケットで安くキクイモを購入。100円でけっこうな量、素揚げがいいですかね。