ビルバオからビスカヤ橋へ
ビルバオから行ける世界遺産、ビスカヤ橋。
地下鉄でわずか20分ほどのところです。もちろん行かないわけにはいかない。
人間ピクトさんのシンプルさと対照的にわんこは描写が細かい。
地下鉄2番線のPortugalete駅を出たら、ひたすら坂道を下ります。
このあたりはビルバオ以上に勾配がきついです。
向こうに見えるのがビスカヤ橋の上部。
あまりの勾配のきつさのためか、動く歩道が普通の道にまでついております。
ビスカヤ橋の成り立ちでも思ったのですが、重工業イズムというやつなのでしょうか。大きいものがあったら、より大きなもので乗り切るという困難に対して力技で乗り切っちゃおうという姿勢がここら辺の方々に見る事ができます。
ま、それはそれとしてビスカヤ橋。
近づくととても大きい!橋梁は高さ50m、全長160mぐらいだそう。
なんでこんな橋になったのかというと、ネルビオン川周辺にはたくさんの工場があり、大きな運搬船が行き来していたから。
大きな船を通すために、橋桁をつくることができなかったというわけ。
作ったのはエッフェル塔のエッフェルさんの弟子、アルベルト・パラシオ。1893年に作られました。
車は最大6台。人もいっしょに運ばれてきます。
公共の交通手段なので運賃はかなりお休め。30セントぐらいでした。
到着した橋にのってみた。あっという間。
眺めはそんなに良くないです。
そして、高ーい橋桁の上にも上れます。こちらは観光客向けなので観光客値段。5ユーロなり。
橋の上はとてもいい眺めで、スピーカーで延々と「この橋がいかにすごいのか」を解説しているように聞こえます。
風光明媚だけどとにかく風がキツいのでつらい。
エレベーターが異様にカタカタしてて恐ろしいですが面白いもんです。
それにしても、建物より高い橋ってすごいよなー。
と思ってたんだけど、スペインの方々はこれが「日常」だから、あまりなんとも思わないんだろう。
ってなことを、地下鉄に乗ってビルバオに戻ってから思った次第です。
ちなみに、緩急激しい産地のためか、ビスカヤ橋近くで地下鉄が地表に姿を現す場所があります。
この駅もノーマン・フォスターの手によるものなのか?ちょっと調べたりずわからなかったのですが、開放的な駅です。
反対方面、下の線路は国鉄のようです。
そんなこんなのビスカヤ橋でございました。ビルバオの街全体を把握したかったら、やっぱりこのビスカヤ橋と周辺は見ておいたほうが理解が深まり、より楽しくなると思います。