よそいきのメモ帳

人に見せてもいいメモ帳をつづります。

ビルバオ グッゲンハイム美術館

今回の旅は、距離の計算を間違えてしまい前半のんびり、後半死にもの狂いで駆け足という感じ。ビルバオは前者です。
なので、かなーりたっぷり堪能することができました。

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念願のグッゲンハイムビルバオ!どーん

1998年に建ったフランク・ゲーリーの美術館。一切の水平・垂直の直線をもたない外観だそうな。


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曲線どーん

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「質感の違いをたのしめオラオラ」とゲーリーが言ってるような気がした、どーん

まず大きい。でかい。
一つとして同じように見えるところがない。
細かいところは繊細。


建物好きなら一日建物の周りをぐるぐるしているだけでもいいんじゃないかしら。普通の人は飽きるでしょうけど。

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ただ、シンボルのわんこ(ジェフ・クーンズ『パピー』)のお花がちょっと少なめだったのが残念。


館内は外観の素っ頓狂さ成分は少なめ、とにかく大きいという印象。リチャード・セラ専用展示室だけで小さな美術館が1つ作れそうな勢い。訪問者の動線なども工夫されきちんとしているところでした。企画展でもセラとブランクーシの彫刻が展示されていたのですが、彫刻の曲線と建物の曲線がいい具合に呼応していて楽しく見ることができました。


ただ、建物が個性が強すぎると美術館としてどうなのかなあって思うこともしばしば。かなーり大きいリチャード・ロングの作品や、シンディ・シャーマンの写真など、どういうわけか窮屈そうに感じたのです。あんなにスケール大きいのに、なぜだろう。

とにもかくにも、この美術館めあてでビルバオに行ったようなものなので、滞在中の3日間はとにかくなめ回すように建物を見つめておりました。

参考: